ホームへ戻る

  傷・汚れに強い。

表面の硬さと滑らかさが、
清潔さをキープ。

浴槽が不衛生になる原因は、浴槽についた小さな傷に汚れが入り込むことで菌が発生するためです。浴槽をより綺麗に保つためには、「浴槽の表面がどれだけ傷つかないようにできるか」が重要であると考えました。浴槽の表面を「ガラス」でコーティングすることで、菌の繁殖を防ぐ衛生的な浴槽として、鋳物ホーロー浴槽を開発。より清潔に保ちやすいポイントを2つご説明します。

工芸品のような美しさ
心も体も温まる
傷・汚れに強い
経年変化に強い
-表面の硬さ-
 

日々の清掃で、
 磨耗して傷がつく。

不衛生のもととなる浴槽の傷はそもそもどうやって付くのか? 浴槽がざらつく大きな原因は、入浴時の擦れや日々のお手入れ等の「磨耗による傷が重なること」によるものでした。

 

最も傷つきにくいのは、
 ホーローというガラス膜。

清潔に保ちやすさを検証するために、浴槽の材質ごとに傷つきやすさを比較する実験を行いました。
浴槽のテストピースを素材ごとに作成し、一定の速度でスポンジを使って擦り続ける実験を実施。1往復を1日分と仮定し、10年分(3650往復)の摩擦試験を行った結果、「鋳物ホーロー」と「鋼板ホーロー」にはほとんど傷が入っていないことが判明。「ホーロー」が傷への耐性があり、最も汚れが滞留しにくい表面材質と言える結果となりました。

試験方法
 ※実際の清掃方法を踏まえた方法を採用
●使用スポンジ「スコッチブライト ライトクリーニングタワシL(スリーエムジャパン製)」
汚れが落ち易い粗い面(白)を使用するものとする。
●擦る回数テストピースの1箇所に対して、1往復を1日分とし、 1年、2年、3年、10年分の試験を行う。(365往復/年)
●擦る速度100mm/s(50mmを1秒で1往復)
汚れが落ち易い粗い面(白)を使用するものとする。
●擦る荷重0.3kgf(実際のスポンジでは6.97kgf)
●試験面積25×20mm
(実際のスポンジは83mm×140mmなので1/23の面積)

傷つきやすさの違いは、
 浴槽表面の硬さにあった。

傷に強い「ホーロー(ガラス膜)」ですが、なぜ「ホーロー」は傷に強いのでしょうか?その答えは、硬度の高さにありました。 上記実験で使用した素材を中心に、表面硬度がどのくらいに値するかを測るため「モース硬度」を用い比較しました。下図からも分かるように、鋳物ホーロー浴槽は、他材質の浴槽と比べ、最も高い表面硬度を持っていることが分かります。 鋳物ホーロー浴槽は最も硬い浴槽であり、高い硬度ゆえに簡単には傷がつきにくく、汚れが滞留しにくい。その結果、最も不衛生になりにくい浴槽と言えるのです。

鋳物ホーロー浴槽の表面は、他の浴槽よりも硬く傷がつきにくい。
それにより、汚れが隙間に入り込みにくい。

-表面の平滑さ-
 

最も滑らかな材質は、
     鋳物ホーロー。

「いくら傷に強い鋳物ホーロー浴槽でも、毎日スポンジで擦ることで傷付くリスクは上がるのではないか?」不衛生に繋がる浴槽の傷から浴槽を守るためには、清掃時の擦る回数を最小限に抑える必要があり、そのためにはあまり擦らずとも簡単に汚れを洗い落とすことができる工夫が必要となります。そこで着目したのが「表面の平滑さ」です。鋳物ホーロー浴槽は、在籍する職人の高い加工技術により、スポンジや洗剤で強く擦る必要がないほどに表面を極めて滑らかなものに仕上げています。ここでは平滑さと衛生面の関係についてご説明します。

下図右図は、浴槽の表面の平滑さを材質ごとに比較するためのグラフで、鋳物ホーロー・アクリル系人造大理石・FRPの平滑さをそれぞれ示しています。グラフからも見て取れるように鋳物ホーローの表面は、凹凸が少なく最も平滑な仕上がりになっているのです。

 

平滑だから、
 清潔に保ちやすい。

平滑さの違いが大きくあった鋳物ホーローと人造大理石について、洗浄後の残菌について実験を行いました。テストピースに表皮ブドウ球菌を付着させ、72時間後に水洗いを行い、その後残菌を顕微鏡で観察したのが下図です。この実験から分かるように、人造大理石には数多くの菌が表面に残っていますが、鋳物ホーローの表面にはほとんど菌が残っていません。表面の滑らかさの違いで、菌の落ちやすさが異なり、平滑さが衛生面に及ぼす影響が如実に現れた結果となりました。

鋳物ホーロー浴槽の日々のお手入れは、水洗いのみで菌を洗い流すことが可能です。洗剤や過度な摩擦が必要ないのも、大和重工の「ホーロー(ガラス層)」の平滑さに由来するものです。

表面の平滑さが、
菌・汚れの洗い落としやすさへ。
水洗いのみで清潔さを保てる浴槽。

お問い合わせはこちらから。
お気軽にご連絡ください。