ホテルの浴室設計で浴槽を選ぶポイントは?
多様なバスルームコンセプトに合わせた設計
宿泊者にとって目的地のひとつにもなり得るバスルームは、長い年月をかけて企画設計されています。バスルームのコンセプトはホテルの数だけ存在し、空間素材の質感から、サイズ、形状など、様々な要素がオーダーメイドで設計されています。
本コラムでは私たち浴槽メーカーのできることを、具体的な事例を用いてお伝えいたします。
●コンセプトに寄り添う浴槽づくり
ホテルには、ホテルブランドとも直結するコンセプトが存在しています。「どのような空間を提供したいのか」「どのようにおもてなしをしたいのか」というホテル独自のコンセプトに、きめ細やかに対応するためには、濃密な対話は欠かせません。
●機能的であること、実用的であること
コンセプトと同様、機能要件も重要です。浴室の場合、「いつまでも美しくきれいであること」「安全・安心できること」などの機能要件に合わせて、浴槽が決定されます。
●景色、客室と調和性
ホテルによっては、「外の景色が楽しめる」「部屋の中央に浴槽がある」「ベッドルームから見える」など、浴室のレイアウトに特徴がみられます。それは入浴を超えたひと時を宿泊者様へお届けするため。その想いにヒットする浴槽をひとつひとつご提案しています。
●素材の質感
鋳物ホーローの他にも、木、石、陶器など、空間にあわせて選定されます。見た目に加え、肌触りも重視されます。
●サイズ
非日常的な空間を提供するホテルでは、贅沢に、ゆったりとゲストに浸かっていただきたいという想いから、大型サイズが選ばれることもあります。
●色
白色系にも様々な種類がある通り、浴槽の色も様々です。多くの浴槽メーカーは基本カラーを保有していますが、ホテルではホテルならではの色合いが必要になることもあります。
サイズや形状は、浴室に合わせて細かなサイズ変更を行い、細部までこだわった形状の対応をいたします。浴室の主役となる浴槽を細かくデザインすることができるため、どんなコンセプトや浴室内の立地にも合致した浴槽を設計・製造できるのが、当社の強みの1つです。
尚、当社で製作可能な浴槽サイズにつきましては、こちらのページをご覧ください。