「グロウ・コート」。
一般的に使われている他材質の浴槽(FRP、アクリルなど)が、10〜20年で交換するケースが多い中、何十年も使うことができ、かつ大きな経年を感じさせない鋳物ホーロー浴槽。その秘密は、2000年に大和重工独自で開発した透明釉薬「グロウ・コート」にあります。鋳物ホーローという材質は、時間が経つと劣化しやすい材質とされてきましたが、「グロウ・コート」の登場以降の鋳物ホーロー浴槽の耐性は大幅に向上し、これまでの鋳物ホーローの概念を大きく変えるものとなりました。
一般的に使われている他材質の浴槽(FRP、アクリルなど)が、10〜20年で交換するケースが多い中、何十年も使うことができ、かつ大きな経年を感じさせない鋳物ホーロー浴槽。その秘密は、2000年に大和重工独自で開発した透明釉薬「グロウ・コート」にあります。鋳物ホーローという材質は、時間が経つと劣化しやすい材質とされてきましたが、「グロウ・コート」の登場以降の鋳物ホーロー浴槽の耐性は大幅に向上し、これまでの鋳物ホーローの概念を大きく変えるものとなりました。
鋳物ホーロー浴槽は言葉の通り「ホーロー(ガラス層)」で覆われていますが、そのコーティングは1層でなく3〜5層にも及ぶ「多層コーティング」となっています。釉薬を段階的に振りかけることで、光沢感・深み・重厚感・耐久性などが高い水準となる浴槽になるため、多層を大事にしています。
「鋳物ホーロー浴槽の綺麗なツヤは買った時だけだよね。」そんな声から、ツヤがいつまでも続く美しい浴槽を開発できないかと考え、特殊釉薬の開発に着手しました。 これまでのガラスコーティングでは、使用するたびに外側の透明釉薬が少しずつ剥がれ、下層の釉薬が表面に浮いて出てくることで、表面の光沢が消え耐久性に影響が出ていました。そこで、一番外側に施釉する透明釉薬がより耐久性の高いものとなることを目指し、1年かけて大和重工独自の透明釉薬「グロウ・コート」の開発に成功しました。それにより、表面がザラつくことなく、いつまでも綺麗で滑らかな状態の浴槽をお使いいただけるなど、これまでの「鋳物ホーロー浴槽」の耐久性が低いという概念を覆すものとなりました。
耐久性を図る基準の一つとして「光沢保持値」を計測しました。樹脂系材質と鋳物ホーロー材質とを比較すると、40年後も最も光沢が維持される材質は、鋳物ホーロー浴槽であることが分かりました。「グロウ・コート」を使った鋳物ホーロー浴槽は、経年変化に強い浴槽だと言えるのです。
鋳物ホーロー浴槽は、ホテルや自邸のみならず、旅館・温泉でも多数納入させていただいております。これまでのホーロー浴槽では、温泉の水質(酸性・アルカリ性)と相性が悪く、浴槽の表面がザラついたり、黒く変色したりなど、ホーロー浴槽は温泉に耐えるのは難しいとされてきました。「グロウ・コート」は、難しいとされてきた温泉水にも耐えることができ、温泉地でも長くお使いいただける浴槽へと、鋳物ホーロー浴槽を昇華しております。
また、源泉ごとに性質が若干異なるため、温泉水ごとに個別の相性チェックも行っております。詳しくはこちらをご確認ください。